トップツアーは5月1日に組織改編を行い、新たに訪日旅行分野を取り扱う「国際旅行事業部」を設立する。従来インバウンドを取り扱ってきた新宿支店、ストリームライン事業部国際旅行第1営業部を国際旅行事業部の下に集約することで、豊富な経験やノウハウを共有して営業効率を高め、インバウンド事業の取り扱い拡大を図る。
同社は従来から欧米からの訪日客を中心に、訪日旅行の取り扱いを行っており、官公庁関連旅行を新宿支店が、ビジネス関連旅行をストリームライン事業部が取り扱ってきた。従来同社のインバウンド取り扱いの中核を担ってきた2部署を国際旅行事業部の下にまとめることで、新しいインバウンド事業への事業拡大も目指す。
また海外の提携旅行会社との間での、相互送客体制の早期構築も進めていく。
同社は現在、従来の欧米方面、公務旅行分野の訪日旅行に加え、アジア方面、観光旅行分野でのシェア拡大を狙っている。昨年9月には韓国の旅行大手、モードツアーネットワークと提携を結び韓国からの訪日旅行の取り扱い拡大に向けた布石を打ったほか、中国の旅行会社向けに沖縄を紹介する視察旅行などを実施している。