世界最大の口コミサイトTripAdvisorの日本法人、トリップアドバイザー(牧野友衛社長)は6月26日、「2017年エクセレンス認証」を発表した。優れたサービスを提供する日本全国の宿泊施設、観光施設、レストランの全6565軒を同認証の認定施設とした。全認定施設を紹介するウェブページは7月中に開設する。
エクセレンス認証は2011年に開始。認定基準は、過去1年間で(1)ユーザー評価が平均4以上であること(2)一定数の口コミ数を獲得していること(3)トリップアドバイザーに継続して掲載されていること―の3点。17年は全世界で194カ国、59万5323軒が同認証を獲得した。「世界共通のユーザー評価に基づく指標」(同社)となっている。
日本の認定施設6565軒の内訳は、宿泊施設1846軒、観光施設2599軒、レストラン2120軒。全認定施設に認定証と認定ロゴの入ったステッカーを送付し、掲示を呼びかける。施設が認定ロゴを自社サイト等に使う場合にはデータも提供する。
認定ロゴのデザインは世界共通。インバウンド旅行客が旅館・ホテル、、観光施設、レストランを選ぶ際の目安にしてもらう。
同社は6月23日、認定施設数が最も多かった5都道府県の代表を招き、東京・港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で表彰式を開催。日本観光振興協会の久保田穣副理事長も来賓として出席した。
出席した各自治体の認定施数は、1位が東京都で1236軒(宿泊施設256軒・観光施設363軒・レストラン617軒)だった。
以下、2位京都府565軒(宿泊施設134軒・観光施設194軒・レストラン237軒)、3位北海道543軒(宿泊施設165軒・観光施設197軒・レストラン181軒)、4位沖縄県481軒(宿泊施設92軒・観光施設190軒・レストラン199軒)、5位大阪府305軒(宿泊施設82軒・観光施設90軒・レストラン133軒)となっている。