ドイツ観光局は10月29日、ベートーヴェン生誕250周年「#DiscoverBeethovenディスカバーベートーヴェン」でポッドキャストシリーズを公開したと発表した。
マイクロサイトで毎週1話ずつオンラインでの公開がスタートしている。250周年の公式記念日である12月17日には、全6話のEブックが完結する。ポッドキャストシリーズには日本語バージョンも用意されている。全6話からなる各エピソードを通じて、人道主義者で夢想家でもあったドイツを代表する偉大な作曲家の人生を紹介しながら、ベートーヴェンに因んだ観光の魅力にも触れている。ベートーヴェンの生誕地ボンから始まるシリーズは、地元の人たちの生の声も織り交ぜながらベートーヴェンが実際に立ち寄った町やベートーヴェンにゆかりの深い町を旅しながら「ロマンの国ドイツ」を紹介していく。
ベートーヴェンポッドキャストは、ドイツ観光局のベートーヴェン生誕250年のキャンペーンページ上からも直接視聴することができる。キャンペーンページのリンクは以下のとおり。
https://tracking.germany.travel/bLvxo
「観光業にとって欠かすことのできないベートーヴェン生誕記念を祝う魅力的なイベントが、コロナ禍で相次いで中止や延期となっている今、我々は「音楽の国ドイツ」に対する関心を維持強化するためにデジタルコミュニケーションの活用にとりわけ力を注いでいる。」DZTのペトラ・へードルファーCEOはこう説明している。
DZTは、ベートーヴェン周年財団と共同でマーケティング活動を行なっている。DZTはまた、テーマ別キャンペーンで50カ国以上に関連コンテンツを配信している。アメリカや日本をはじめ、フランス、オランダ、オーストリア、スイス、スペインといった重点市場向けには、踏み込んだ活動を展開している。
クラッシック音楽の遺産を現代アーティストが表現
ベートーヴェンが残した音楽遺産を今の時代に合った形で演出できるよう、DZTは世界各国の海外旅行市場にて最新のデジタルコミュニケーション技術を駆使している。VR技術を活用したDZTのイベントでは、例えばこれまでとは違い、ベートーヴェンの第9 交響曲から抜粋した有名なフレーズをベートーヴェンと一緒にピアノの連弾で聴くことも可能である。それだけではない。AR技術を駆使したベートーヴェンの「ライブフォト」制作も実現した。生誕記念年の文化観光情報や各種イベント情報をまとめたマイクロサイトも準備されている。さらにまたDZTは、全世界向けのソーシャルメディアキャンペーンとインフルエンサーの旅紀行も行っている。国際メディアパートナーであるCNNも「グレートビッグストーリー」シリーズを5本制作し、ターナーネットワークを通じて全世界に発信する。
ドイツ観光局 (GNTO) について
ドイツ観光局 (GNTO) は、フランクフルト・アム・マインに本部を置く国営のドイツ観光振興機関です。 経済エネルギー省 (BMWi) の委託により観光の国ドイツを代表しており、また、ドイツ連邦議会の決議に基づき経済エネルギー省から助成されています。 GNTO は、観光の国ドイツをさらにイメージアップするため、そしてドイツのツーリズムを促進するために戦略と商品を開発し、その情報を広めています。 そのため、世界各地 31 ヶ所に代表事務所があります。