来年3月に開港する富士山静岡空港を拠点とするフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市、鈴木与平社長)はこのほど、就航先として、小松(石川県)、熊本、鹿児島の3空港に決めたと発表した。来年夏をめどに運航を開始する。
FDAは静岡を基点に物流サービスを展開する鈴与全額出資の地域航空会社。機材はブラジル・エンブラエル社のERJ170型(76席)2機を使用し、同空港から朝夕に小松(1日2便)日中に熊本、鹿児島を往復する(1日1便)。
機材は毎年1機ずつ増やし、12年度に5機体制とする。初年度(9カ月間)の旅客数は11万人、約27億円の売り上げを見込む。今後は羽田や成田への就航を目指すとともに、11年度には近距離国際線を開設する方針だ。