東日本大震災で被災した自然・文化遺産の復旧に取り組んでいる日本ナショナルトラストは12月14日、JR東京駅構内で支援を呼びかける募金活動を行った。観光庁の溝畑宏長官や俳優の辰巳琢郎さんらが駆け付け、駅利用者に協力を求めた=写真。
呼びかけ人の1人、作家の森まゆみさんは「被災地の文化財がどんどん壊されつつある。重要文化財などの修復には補助金も出るが、所有者も負担しなければならず、その費用は決して小さくない」と述べ、募金を呼びかけた。
ふくしま観光交流大使を務める辰巳さんは募金とともに、「ぜひ足を運んでほしい」と東北への旅行を促した。また、福島県いわき市と関係の深い俳優の松方弘樹さんがサプライズゲストとして招かれ、応援メッセージを寄せる一方、募金活動を行った。
この日は福島県やいわき市の関係者も参加し、県内の観光パンフレットなどを配布した。