国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は11月29日、日本の「来訪神:仮面・仮装の神々」の無形文化遺産登録を決めた。2009年に登録された「甑(こしき)島のトシドン」(鹿児島県)に9件の行事を加え、10件を一つの遺産として政府が拡張提案した。日本からの登録は「能楽」「歌舞伎」「和食」など21件で、従来と変わらない。
新たに登録された「来訪神」は次の通り。
吉浜のスネカ(岩手県)▽男鹿のナマハゲ(秋田県)▽米川の水かぶり(宮城県)▽遊佐の小正月行事(アマハゲ)(山形県)▽能登のアマメハギ(石川県)▽見島のカセドリ(佐賀県)▽薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県)▽悪石島のボゼ(同)▽宮古島のパーントゥ(沖縄県)