国土交通省は、ニューツーリズム創出・流通促進事業で、インターネット上に構築したニューツーリズム商品のデータベースを本格稼働させる。当面は、旅行会社間の取り引き専用に運用するため、旅行業者に対して商品の登録、検索に必要なログインID、パスワードを付与する。データベースの利用に関する説明会も各地で開催中。順次、商品の登録をスタートさせる。
ニューツーリズムの活性化では、流通網の確立が課題の1つ。そこでデータベースを構築し、幅広い販路を持つ発地側の旅行会社と、地域に入り込んだ商品造成が得意な着地側の旅行会社との情報交換の場を設け、流通を促進させる。
着地側の旅行会社は商品を登録、発地側の旅行会社は商品を検索、パッケージツアーなどへの組み込みに活用できる。データベース上で契約手続きなどはできないが、メールなどで連絡が取れる。
データベース事業の概要に関する説明会は、昨年12月に日本旅行業協会(JATA)の会員向けに実施した。運輸局などの地区別でも開催、8日までに九州、沖縄、東北、関東、北陸で終了し、他の地域も2月中に実施する。
一部の登録内容を除き旅行会社以外にも情報を公開する予定だが、時期は来年度以降の見通し。
旅行業者のID,パスワードの申請は専用サイト(http://www.e-hyoban.jp/user/login.asp?man=newtourism)から。