11日発生の東北地方太平洋沖地震(東日本巨大地震)を受け、ネット上で旅行販売を手掛ける各社も旅行取消料の免除のほか、キャンセルの取り扱いについての告知を始めた。
楽天トラベルは、ダイナミックパッケージ(DP)商品「ANA楽パック」について、11〜14日の搭乗便すべてと、大館能代、秋田、庄内、仙台、福島、新潟、羽田の各空港発着全便を利用した予約のキャンセル料を免除する。13〜16日出発の東北6県への宿泊を含むANA楽パックについては旅行催行を中止する。13日以降も前述の各空港への発着便全便、東北6県への宿泊を含む予約の取り扱いを中止する。DP商品「JAL楽パック」については、12〜21日出発の東京ディズニーリゾート全商品、12〜31日出発の仙台空港利用の全商品、12〜21日出発の東北6県家の宿泊を含む全商品の催行を中止。3月12日〜4月10日出発の青森、秋田、山形、仙台、花巻、新潟、松本、三沢、羽田、成田の各空港発着の国内線全便を利用した旅行商品について取消料を免除する。13日以降、仙台、花巻、青森、三沢、山形、秋田の各空港への発着全便、東北6県と茨城県への宿泊を含む予約の取り扱いを控える。
宿泊予約について取り消す場合は、事前に宿泊施設ごとに提示されたキャンセル料を支払う必要があるが、「地震を理由とする取消については特別な対応を行う施設もある」と楽天トラベル。
同社サイトでは、予約、キャンセルに関する情報のほか、同社が独自に調査した東北地方の宿泊施設の営業状況リストも掲載している。
じゃらんnet、一休.comでは宿泊困難地域が出ていることをサイト上で通知。併せてキャンセルの手続き方法やキャンセル料の発生について説明文などを掲載している。