過剰なサービスをせずに心地よい空間を提供する「NO SERVICE HOTEL(ノーサービスホテル)」を運営するノーサービス(東京都台東区)は1日、2施設目となる「NO SERVICE HOTEL azumabashi」を開業した。
ノーサービスホテルは、あえて過剰なサービスを排除し、シンプルに居心地のよい空間を提供するホテル。インバウンド需要が高まっている中、東京都内で手狭なビジネスホテルか高級ラグジュアリーホテルの二極化が進んでいることに着目し、テナントの入居に課題を抱える古い空きビルをリノベーションして中長期の滞在に最適な広さ・価格帯のホテルを提供している。
同ホテルは成田・羽田の両空港からアクセスしやすい都営浅草線本所吾妻橋駅前に進出。ホテルからは浅草・押上も徒歩圏内で、スカイツリーまでも徒歩6分圏内となっている。客室は23平方メートルサイズの2部屋のみで、1部屋2人まで2万5千円から宿泊できる(需要によって変動)。ホテル1階には、コーヒースタンド「街と山」も併設されている。
同社によると、今年中に「NO SERVICE HOTEL asakusa」もオープンする予定で、来年4月までに計5棟の開業を目指しているという。「当社の屋号を活用してホテルビジネスを行いたいというビジネスオーナーからの問い合わせも増えており、フランチャイズビジネスの準備も行っている。2030年には直営とフランチャイズを合わせて全国に50棟オープンすることを目指している」(同社)。
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