ハイアットホテルズコーポレーション(米国・シカゴ)は1日、北陸初進出のホテルとしてフルサービス型の「ハイアット セントリック金沢」(石川県金沢市)、宿泊特化型の「ハイアット ハウス金沢」(同)の二つを同時に開業した。運営はオリックス。JR金沢駅金沢港口前の複合施設「クロスゲート金沢」の核となる宿泊施設として誘客を図る。
ハイアット セントリックは、フルサービス型ライフスタイルブランドの一つ。客室は全253室を設けるほか、館内には金沢ゆかりのアーティストを中心に100点以上のアート作品を配する。4分割できる総面積500平方メートルの会議、イベント設備も備える。
ハイアット ハウスは、中長期滞在向け宿泊特化型ホテルブランド。客室はスイート20室を含む全92室。キッチンを完備するなど40平方メートル以上の客室が全体の85%を占め、連泊するレジャーのほか、ワーケーション、アドレスホッピングといった新しいライフスタイルにも対応する。宿泊料金には朝食が含まれる。
両ホテルの総支配人である高橋慶氏は「地元経済に少しでも貢献できるように力を尽くす。運営はハイアットの新衛生基準を満たし、健康と安全を第一に取り組む」と話す。
ハイアット セントリック金沢「デラックスキング」