観光庁と日本政府観光局(JNTO)は5月2日、パリで日仏観光イベントを開催し、能登半島地震が発生した北陸地域をはじめとした地方の魅力発信と、2025年大阪・関西万博に向けたPRを実施した。
イベントでは観光庁の髙橋一郎長官が挨拶を実施。その後、建築家の隈研吾氏やミシュラン3つ星シェフのピエール・ガニェール氏が日本の地方や食文化の魅力などをアピールした。一方で日本旅行業協会(JATA)の髙橋広行会長も登壇し、アウトバウンドの視点から取り組みを紹介。フランス観光局のクリストフ・ストロベル局長補もフランス政府の観光プロモーションについて説明した。
万博については2025年日本国際博覧会協会の吉村佐知子海外コミュニケーション部部長が、北陸地域の魅力についてはJNTOのシャーロット・オカムラ氏がそれぞれ登壇して紹介。さらに岸田文雄総理も登壇し、イベントを契機にした訪日フランス人の増加に期待するとともに、日本全国各地での多様な魅力に触れてほしいと呼びかけた。その後は鏡開きをおこない、JNTOの蒲生篤実理事長が挨拶で締めくくった。
また、その後のレセプションでは「茶懐石秋吉」の秋吉雄一朗氏が日本産の食材を使用したメニューや日本各地の日本酒を提供。関係団体が観光・万博・食・文化に関するブースを出展したほか、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のグリーティングもおこなった。