ヒューリック(東京都中央区、西浦三郎会長)は6日、東京都千代田区に14日に開業する「ザ・ゲートホテル東京by HULIC」の内覧会と観光事業説明会を同ホテルで開いた。
2012年に開業したザ・ゲートホテル雷門by HULICに続く「ザ・ゲートホテル」ブランドとして2軒目のホテルで、同ブランドの基幹ホテルとなる。東京メトロ銀座駅と日比谷駅から徒歩1分、JR有楽町駅から徒歩3分の立地で、総客室数は164室。数寄屋橋交差点を眼下に見渡せるレストラン個室なども設けた。
同社は東証一部上場の不動産会社で、東京都心のオフィスビルを中心に247の物件を保有。宿泊施設に関しては、「ホテル・旅館アセットは伸びており、今後の当社の成長分野」(西浦会長)として展開を加速させている。
直営ブランドのゲートホテルについては今後、両国(東京)、京都、大阪、福岡、札幌などに展開する。また出資比率26%で筆頭株主となっている日本ビューホテル(浅草ビューホテル、成田ビューホテル、両国ビューホテル、伊良湖ビューホテルなど)については、浅草ビューホテルの近隣地に土地を取得済みで、同ホテルの別館を建設するとした。
高級温泉旅館では、運営中の箱根翠松園、熱海ふふ、ATAMI海峯楼、ふふ河口湖に今後5物件を加える。具体的には、19年秋に熱海ふふ木の間の月(増築)、20年春にふふ日光、20年秋にふふ奈良、ふふ京都、21年秋にふふ強羅を開業する。
同社は、この他にメルキュールホテル銀座東京、グランドニッコー東京、ヒルトン東京お台場、スターホテル横浜、東京ベイ舞浜ホテル、ホテル日航金沢などの不動産を保有している。
直営ブランド「ゲートホテル」の展開の理由について西浦会長は、「自らもホテル運営をすることで、BtoCのノウハウを得ることができ、ホテル運営会社の気持ちが分かるようになる。また、自社ブランドであれば、客室スペックやデザインなどを自由にできる」と説明した。
西浦会長