ピクセラ(大阪市)は10月30日、旅館・ホテル向けの4Kチューナー内蔵テレビ「BIZmode」を発表した。40型、43型、50型、55型の4種類を用意する。
テレビは、4Kチューナーを内蔵し、高画質、高音質を実現。アンドロイドTVを搭載し、客室でhulu、AbemaTV、YouTubeなどさまざまなインターネットTVや動画も大画面で楽しめる。液晶テレビ分野では、現在グーグルと開発ライセンス契約を締結し、製品を販売しているのは、ピクセラ、ソニー、シャープの3社のみだという。
BIZmodeでは、他社に先駆けてPCによるリモート設定機能を搭載。各部屋の初期設定、チャンネルリスト、モード設定、テレビ電源のオン、オフなどの状態がフロントや事務所に置いた1台のPCで一覧でき、さらに各設定の遠隔操作を可能にした。また、ファームウエアの更新、ダウンロードはピクセラのサーバーから行うため、各テレビを常に最新機能を搭載した状態を保てる。個々のBIZmodeがWi―Fiのアクセスポイント機能も備えている。
同社は、宿泊施設向けの営業を強化するため、法人営業本部を新設。東京営業所(港区新橋1の9の5新橋M―SQUARE Bright3F)内に商談ルームを設けている。
水野三津夫本部長は、同日開いた新製品発表会見で「さまざまな機能を搭載したBIZmodeで、宿泊施設の魅力と生産性の向上のお手伝いをさせていただきたい」と意気込みを語った。
製品を発表する水野本部長