ピーチアビエーション(ピーチ)は、12日の仙台—関西線の初就航を記念して、機体のネーミングを募集するキャンペーンを開始した。8月に引き渡しが予定されているピーチの10番目の航空機に付ける愛称を、東北6県の小中学生を対象に募集する。グランプリ受賞作品は、10号機の機首部分に貼付される。
応募方法は愛称と命名由来、「旅と家族のきずな」をテーマにした作文、応募者が機体愛称を記した大きな紙を持っている写真などを郵送する。募集期間は7月1日まで。
グランプリ受賞者とその家族は、8月にドイツ・ハンブルクのエアバス社で行われる機体の引き渡し式に招待する。
格安航空会社(LCC)初の東北線となる同路線は、1日2往復便で運航を開始。9月1日からは1日3往復に増便する。
ピーチは関西国際空港を拠点とし、現在国内線6都市、国際線3都市の9路線を運航している。6月14日に関西—新石垣線、9月13日に関西—釜山線、那覇—新石垣線を開設する予定。
井上慎一CEOは「ピーチの就航は小さなことではあるが、復興の一助となることを願う。これをきっかけに関西のみならず広くアジアの人々が仙台に足を運んでくれることを期待する」とのコメントを発表した。