フィンエアーは17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う 4月1日からの運航スケジュールを発表した。
フィンエアー(本社:フィンランド・ヘルシンキ、社長兼 CEO:トピ・マンネル、IATAコード=AY)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い4月1日から大幅な運航スケジュール変更を行います。世界的な大流行となっている新型コロナウイルスは航空需要を大幅に押し下げており、さまざまな国で渡航制限措置が取られています。
フィンエアーは運航路線の大規模な調整を行っており、2020年4月からの旅客輸送量を、昨年と比較し通常時から約90パーセント削減します。この調整は航空業界を取り巻く状況が改善するまで続けられます。類を見ない状況のなかで、フィンランドにとって必要不可欠な旅客および貨物ネットワークである約20路線のみを4月1日以降も継続して運航します。運航スケジュール変更に向けての対応を直ちに開始し、3月16日~3月31日までに1,500~2,000便をキャンセルします。
フィンエアーの社長兼 CEOであるトピ・マンネルは次のように述べています。「新型コロナウイルスの大流行は航空旅客を大幅に減少させています。類を見ないこのような状況にあっても、フィンランドにとって必要不可欠な航空路線は維持していきます。引き続き、刻一刻と変わる情勢を注視しながら、需要の回復にあわせて運航路線や運航スケジュールの追加を行ってまいります。新型コロナウイルスの感染拡大が収束し次第、なるべく早く通常の運航に戻したい考えです。先の見えない混乱した状況のなかで、ご利用を予定されているお客様にご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げます。お客様を目的地までお連れしたのち、帰国の際にお帰りいただけないような状況を避けるべく、今回の運航路線やスケジュールの見直しを行いました」
各当局より追加の渡航制限が設定されない限り、4月1日から下記の就航地とヘルシンキを結ぶ路線を運航します。記載のある路線も限られた便数での運航となり、記載のない路線は運休となります。フライトのキャンセルは現時点では2020年6月末までを予定しており、フィンエアーのウェブサイトでは順次キャンセルとなったフライトの反映を行っていきます。
長距離路線
東京(成田、羽田)
※名古屋、大阪、福岡、札幌の各路線は運休となります。現時点では東京路線の詳細な運航スケジュールは決定していません。
ヨーロッパ路線
アムステルダム、ベルリン、ブリュッセル、フランクフルト、ロンドン、ミュンヘン、パリ、ストックホルム、チューリッヒ
※渡航制限の緩和が行われた場合、上記に加えてコペンハーゲン、モスクワ、オスロ、サンクトペテルブルグ、リガ、タリンへの路線も運航します。
フィンランド国内線
クオピオ、マリエハムン、オウル、ロヴァニエミ
※4月上旬から中旬にかけてのイースターの旅行シーズンには、上記に加えてイヴァロ、キッティラ、クーサモへの路線も運航予定です。
現在、フィンエアーカスタマーサービスセンターには多くのお客様からお問合せを受けており、通常よりも応答にお時間をいただいております。お待ちいただく時間を短縮するべくコールセンターの人員を増やしており、フライトのキャンセルや、それに関連したお客様からのお問合せに順次対応してまいります。
- ご搭乗予定のフライトがキャンセルとなった場合は、フィンエアーカスタマーサービスでの払い戻しや旅程の変更の対応についてテキストメッセージまたはメールでご連絡を差し上げます。また、お客様へはフィンエアーのウェブサイト内、「予約の管理」ページより、現在のご予約状況やご連絡先の確認をお願いしております。
- ご搭乗予定のフライトがキャンセルとなる場合でも、システム上の反映が完了し、お客様に通知をお送りするまでにお時間がかかる場合がございます。キャンセルに関しての通知をお送りするまでは、フィンエアーのウェブサイト内、「予約の管理」ページより、お客様ご自身で旅程の変更を行っていただけます。
- 旅行代理店を通してフライトをご予約されたお客様は、ご予約された旅行代理店にお問合せください。
本スケジュール変更に関するお客様へのご案内はフィンエアーのウェブサイトに掲載しています。
https://www.finnair.com/jp/jp/japan/info
フィンエアーは、今後も新型コロナウイルスの航空需要への影響を注視していくとともに、状況が改善した際の運航体制回復に向けて適切な対応を図っていきます。