岐阜県の下呂温泉観光協会(会長・瀧康洋水明館社長)は5月20日、ヨーロッパ最大の温泉地であるハンガリー・セーチェニ温泉で、ブダペスト温泉公社と温泉を基軸とした交流を進める覚書調印式=写真=を行った。
冒頭、ブダペスト温泉公社コバーチ・ラースロー副CEOは「温泉を基軸とした覚書は少ない。温泉を通じた観光交流に向けて合意できることは感慨深い」とあいさつ。瀧会長は「25年前にブダペストを訪れ、ブダペストの温泉施設に感銘を受けた。下呂温泉は自然豊かな温泉で1千年という歴史がある。歴史ある両温泉が今回の交流で、さらなる発展を遂げるものと確信している」と述べた。
覚書には、双方が持つ特徴や長所、歴史などの情報交流を進め、写真展を開き両温泉をPRしたり、人材交流を進めたりすることを盛り込んだ。