ホテル紫苑(岩手県盛岡つなぎ温泉)はこのほど、新フロア「Premium Rooms」を開業した。「源泉200%の幸せ」をテーマに、源泉風呂を二つ備えた客室3室と専用個室ダイニングを新設。「利用者限定のぜいたくなひと時」の提供を目指す。
127の客室を有する大型旅館である同館は、地域を代表する高質旅館として地元や首都圏の個人客、ツアーなどの団体客を多く受け入れてきた。しかし、コロナ感染拡大を受け稼働率が低下する中、地域全体の価格競争からの脱却が課題となっていた。
今回の改装では、4階客室7室を改装し、同館を象徴する新フロア、Premium Roomsを開業。新フロア利用による売り上げの向上と宿全体のブランドイメージの向上を図る。
新客室は、広々としたリビングが特徴の「TypeA」(約90平方メートル)と、外の空気を感じるテラスが特徴の「TypeB」(約75平方メートル)の2タイプ。両タイプともに御所湖と岩手山を望む、源泉100%のツインビューバス(露天風呂・内湯)を有する。「24時間好きな時間に上質なつなぎ温泉を楽しんでもらえる」と同館。コーヒーや茶のサービス、冷蔵庫内のビールやオレンジジュース、ミネラルウォーターの無料提供などを行い、客室内で快適に過ごせる環境づくりに注力した。
フロア宿泊者専用のダイニングも新設。プレミアムルーム利用者だけが味わえるこだわりの会席料理を総料理長が用意する。
同フロアには一般客室フロアとの境界となるエントランスを設けることで、「プライベート感あふれるフロア」を印象付ける。エントランスはスマートロックを搭載し、チェックイン時に客室の鍵と合わせて貸し出されるカードキーで解錠する。
総合企画はリョケン。
新装した客室