宿泊業界出身の大学教授ら35人で構成する日本ホテル産業教育グループ(橋本忠昭会長=流通経済大学教授)は19日、ホテル産業に貢献した人物を表彰する「ホテリエ・オブ・ザ・イヤー2012」に「庭のホテル 東京」社長・総支配人の木下彩氏を選び、表彰した。
東京・水道橋の地で祖父が旅館を開業。業態転換でビジネスホテルの先駆けとして営業していた東京グリーンホテルを09年、「美しいモダンな和」をコンセプトにしたホテルに生まれ変わらせた。その独自性やサービス内容が国内外から高い評価を受けていることなどを評価した。
木下社長は「この賞の名誉に恥じないように今後も頑張っていきたい」と喜びを語った。同表彰は今年で9回目。女性の受賞は初めて。
木下社長は1960年生まれ。上智大学外国語学部を卒業後、ホテルニューオータニを経て東京グリーンホテルに入社。95年、社長に就いた。
庭のホテル東京の木下彩氏(写真右)