ホテルオークラ東京が本館建て替え、19年春開業


建て替え後の本館(イメージ)

建て替え後の本館(イメージ)

 ホテルオークラは23日、旗艦ホテル「ホテルオークラ東京」(東京・虎ノ門)の本館を建て替えると発表した。2020年の東京五輪・パラリンピック開催を前にした、19年春の開業を目指す。本館の営業は15年8月末で終了する。

 現本館は1962年に開業。老朽化していたことや、増加が見込まれる訪日外客の受け入れ態勢の充実を視野に建て替えることにした。「ホテルオークラの意匠の基本である日本の伝統美を継承しつつ、設備面においては最新の機能を装備する」という。総事業費は約1千億円。別館は従来通り営業を続ける。

 新設する建物は2棟。1棟はホテルとオフィスが入る複合ビルで、高さ195メートル(地上38階、地下6階)の規模。もう1棟はホテル専用ビル(約85メートル)とし、2棟の客室数は計550室となる。敷地の半分ほどにあたる約1.3ヘクタールを緑地とし、災害時には一時避難場所とする。

建て替え後の本館(イメージ)
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