サンルートホテルチェーンを展開するJTBグループのホテル会社、サンルート(東京都豊島区、二階堂晋一社長)は7日、東京・新宿に「ホテルサンルートプラザ新宿」を開業した。
JR新宿駅の南口から徒歩3分の立地。地上14階、地下1階で、総客室数は624室(シングル448室、ダブル40室、ツイン127室、ユニバーサルルーム9室)。
05年3月に閉館した「ホテルサンルート東京」を建て替え、名称も変更したもの。建物は森トラストとJTBエステートが共同で所有。サンルートが直営ホテルとして運営する。
客室数が331室と最も多いスタンダードシングルは、15.75平方メートルで1泊1万4800円。
非接触型カードキー、シモンズ社製ベッド、ロフテー社製快眠枕、高速インターネット回線、地上波デジタル対応テレビを全室に導入。最新の設備を整えた。
客室内に段差が全くなく、バスルーム内に手すりを完備したユニバーサルルームは、ツイン4室、ダブル5室の計9室。パソコン、多機能プリンターなどを備えたSOHOシングルは全4室。
最上階の14階にはイタリア人デザイナー2人と日本人デザイナー2人の計4人がそれぞれ内装を手がけた4種類のデザインルームを作った。デザインルームの室料は宿泊者アンケートに協力してもらうことを条件に一般客室よりも割安に設定。アンケートの結果は「今後のホテル開発のマーケティングデータに使う」(二階堂社長)という。
さまざまなタイプの客室を備え、ビジネス客だけでなく、高齢者、障害者、レジャー客などの多様な需要に対応するつくりとなっている。
広々としたソファー付きツインルーム