ホテルニューアワジ別邸「あわじ浜離宮」(兵庫県淡路島・南あわじ市)が1日オープンした。ホテルニューアワジグループで10軒目の旅館・ホテル。今年2月に廃業した旧「アイランドホテルまる和」の敷地と建物を購入し、コンセプトを「和モダンクラシックリゾート」として全面リニューアルした。
夕日の名所、慶野松原に隣接しており、夕日や松原の景観を生かした内装や設備にした。夏の海水浴シーズンには歩いて海水浴場に移動できる。
総事業費7億円。鉄筋コンクリートの一部4階建て。敷地面積7694平方メートル、延べ床面積4773平方メートル。
客室は従来の客室を統合して広めに設計。モデレートフロア客室16室と特別フロア専有露天風呂付き客室13室の全29室。4階の特別フロア専有露天風呂付き客室2室は総面積(テラス含む)100平方メートルを超え、天井高も高く、ハイグレード客室となっている。
メーンダイニングの「旬房 新淡—ARATAN—」では、地元産の魚介類や淡路牛、淡路産玉ねぎを使ったメニューを提供。ヴァプール鍋(蒸し鍋)を名物料理にしていく。
温泉は同グループホテルの「プラザ淡路島」と同じ南あわじ温泉郷の「淡路潮崎温泉」を導入。泉質はナトリウム炭酸水素塩温泉で、美人の湯として評価が高い。
ホテルニューアワジグループの木下紘二常務は「3世代客をターゲットに5〜6人で利用できる客室がほとんど。2人利用でも、ゆったりとした客室として使っていただける。料金もホテルニューアワジよりリーズナブルな設定で、淡路島に何度も訪れ、また色々なグループ内のホテルで泊まり歩いてもらいたい」と話している。
4階の特別フロア専有露天風呂付き客室