帝国データバンクによると、今年度上半期(2018年4~9月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は36件、負債総額は262億9900万円だった。件数はこの10年で16年度上半期(29件)に次ぐ2番目に低い数字だった。
件数は前年同期(17年度上半期)比6件、前期(17年度下半期)比1件それぞれ減少(14.3%減、2.7%減)。
負債総額は前年同期比107億8千万円、前期比3億3300万円それぞれ増加(69.5%増、1.3%増)した。
件数は東日本大震災直後の11年度上半期(73件)をピークに、このところ低水準で推移している。単月の倒産件数は7月に10件と、19カ月ぶりに2桁を記録したが、総じて低水準だった。
一方、負債総額は2期連続で増加。ただ、ピークの10年度下半期(572億6400万円)に比べると低い水準になっている。単月での負債総額は9カ月連続で100億円の大台を下回っている。
18年9月単月の倒産件数は6件、負債総額53億3800万円。件数は前年同月比1件減少(14.3%減)。前月とは同数だった。
負債総額は前年同月比38億6800万円、前月比22億100万円それぞれ増加(263.1%増、70.2%増)した。