南紀白浜温泉(和歌山県白浜町)のホテル三楽荘は6月6日、露天風呂付き客室フロア「ましらの」を最上階(9階)にオープンした。同館は全室オーシャンビュー、露天風呂に入りながら白良浜を一望できるましらのは宿泊客の人気を呼びそうだ。
4月からリニューアル工事に着手。総工費約1億円強を投じ、客室10室を新しくした。部屋タイプは和風の「モダン」が4室で、民家とリゾートをイメージした「レトロ」と「アジアン」がそれぞれ3室となっている。1室当たりの広さは約45平方メートル。部屋タイプに合わせ、内装や調度品、露天風呂の作りも工夫。
ましらのでは特別料金を取らず、通常の料金と同じに。最盛期である夏季が1泊2食付きで3万2550円、それ以外は2万2050円となる。
露天風呂付き客室は人気も高く、「稼働率も上がると踏んでおり、特別料金を設定しなくてもやっていけるだろう」と言う。
白良浜から見る夕陽は「日本の夕陽100選」に選ばれており、「ましらのから見たい」という宿泊客も増えそうだ。
白良浜が一望できる