ホテルやレストランなどホスピタリティとフードサービス業界における関西エリア最大級の商談専門展示会「第16回国際ホテル・レストランショー&FOODEX JAPAN in関西2024」が9月18~20日の3日間、インテックス大阪(大阪市)の1号館と2号館で開催された。主催は日本能率協会(JMA)、日本ホテル協会、日本旅館協会、国際観光日本レストラン協会、国際観光施設協会の5団体。
大阪・関西圏では、来年に55年ぶりの万博開催を控えることを契機に、すでに多くのインバウンドが訪れるほか、IR(統合型リゾート)の開業も控え、圏内の観光業界は盛り上がりをみせていることから、来場者数は昨年からおよそ4千人増加し、3日間で1万770人が来場した。さらに、今年は昨年の2倍以上の393社の企業・団体が出展し、ブース数は423を記録した。
会場では、生産性の向上に貢献する清掃ロボットや、配膳ロボットといった業務効率化を図る製品・サービスを皮切りに、昨今の水道光熱費の高騰を抑止する節水システムなどが展示され、来場者の注目を集めていた。
同時に、宿泊市場の喫緊の課題である働き手不足の解消を促進する外国人人材の活用を提唱する動きも目立っていた。
併せて、ホテル・旅館・ブライダル業界などの次世代リーダーを育成する事業「ネクストリーダーズ」など、各業界の第一人者による講演会やセミナーも実施され、会場は連日にぎわいを見せていた。
来年は7月23~25日に、同じくインテックス大阪で開催する。