日本ミシュランタイヤ(東京都新宿区)は11月16日、島根、鳥取両県のおすすめの観光地を星の数で格付けして紹介する「ミシュラン・グリーンガイド山陰WEB版」を公開した。言語は英語とフランス語。出版済みの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載されている39カ所に加え、新たに隠岐諸島や日本庭園「由志園」(松江市)など24カ所を紹介している。
同日には、山陰インバウンド機構と協力して「お披露目会」を東京都内で開いた。日本ミシュランタイヤの伊藤孝泰事業開発担当部長が「編集者が両県を約5日間取材して新たな掲載地を決めた。外国人観光客には周遊して楽しんでもらいたい」とあいさつした。
山陰を代表して鳥取県の平井伸治知事が「山陰にはおいしいものや神話、伝説、文化、漫画、アニメのほか、古い街並みや日本人が持つ温かい人情がある。新しい発見を目的に山陰を訪ねてほしい」と述べた。
山陰インバウンド機構の福井善朗代表理事は「山陰はまだ知られていない日本。日本通の人をはじめ外国の人に山陰に来てもらいたい」と語った。
グリーンガイドは、自然や多彩な文化に触れられる観光地を「三つ星」(わざわざ旅行する価値がある)、「二つ星」(寄り道する価値がある)、「一つ星」(興味深い)、星なしに分けて紹介している。
今回は、二つ星3カ所、一つ星11カ所などが新たに登録された。
このほか、お披露目会に続いて山陰を紹介するイベント「山陰キラキラナイトin東京」が開催され、首都圏在住で情報発信力のある外国人に山陰の観光地や地元の食材をPRした。