ホテル・宴会場向けの宴会場支援システムとして、北米で約7割のシェアがある「Delphi」(デルファイ)。デルファイ英語版は数年前から日本の一部ホテルで利用されているが、今年からその日本語版が発売された。モビリアリア(東京都港区)が日本の総販売代理店。
デルファイは、見積書や契約書の作成を簡単に行うほか、売り上げ収支や達成状況をリアルタイムで把握できる豊富なレポート機能の搭載が売り。個々の営業活動はシステム内で共有されるので、各営業マンのセールス活動が一目で分かる。
顧客データは地域別、産業別、利用実績別など、より具体的に細分化するので、ターゲットを絞ったマーケティングが可能。これらのデータはすべて1つのシステム内で共有する。顧客データのみならず、顧客の予約、実績とセールス活動が密接に結び付いているので、データの二重入力の手間などが省け、より営業活動に注力できるという。
「施設予約、当日の宴会のオペレーションなども含め、一連の流れをトータルでサポートする。宴会システムと営業支援システムを別々に使い分ける必要がない」(モビリアリア)。
ホテルシステム(PMS)との連動も可能だ。「従来は、顧客から宿泊の問い合わせがあると、宿泊予約担当にその都度確認をとるか、あるいは、PMSを改めて立ち上げて空室を確認、顧客や団体名を入力する手間が発生していた」(同社)。PMSとの連動で、デルファイから直接、予約受け付けが可能。かつ、空室状況の確認もできる。
この件についての問い合わせ先は、モビリアリア(TEL03・4590・0230)。
デルファイの画面