観光経済新聞社は、観光業界の識者を招いてのライブ配信「観光経済新聞チャンネル」を10月19日に開始。1回目は本紙でコラムを連載する温泉エッセイストで跡見学園女子大学兼任講師の山崎まゆみさんが「世界に誇る『温泉文化』と『宿文化』」をテーマに、日本の温泉地と宿の魅力を語るとともに、バリアフリーの観点から旅館経営者が取り組むべき事柄をアドバイスした。
世界32カ国の温泉地を巡った山崎さんは、現地の温泉地を取材する一方、現地の関係者から日本の温泉地について多くの質問を受けることから、日本の温泉地の情報を海外に広く発信することを自らの課題として精力的に取り組んでいる。
山崎さんは日本旅館の魅力について「最強の観光コンテンツ」と表現。「温泉、日本食、浴衣、畳、布団、そして女将さん。日本を最も感じられる場所だ。オーバーツーリズム対策として、地方の湯宿文化の素晴らしさをもっと広く知ってもらうべきではないか」と訴えた。
山崎さんの専門分野の一つ、宿のバリアフリーについては「ハードとハートの両方のバリアフリーが必要。ハードは特に水回りが大事。高齢者など当事者からアドバイスを受けて、進めていただきたい」と述べた。
配信は多彩なゲストを呼んで1カ月に2回のペースで実施。視聴は無料で、配信前日の午後5時まで本社のホームページで受け付ける。
第1回配信の様子