
順番待ち受け付け画面(スマートフォン)
リクルートは、待ち時間に対する不満を解決するサービスとして、受け付け管理アプリ「Airウェイト」の導入を進めている。待ち時間による顧客、従業員の不満解消や、人手不足、多言語対応をDXで支援する。
Airウェイトは、2014年にサービスを開始。煩雑だった紙台帳での受け付け業務を、ipadでスマートに管理するなど、オンラインで受け付けから呼び出しまで完結できる。フロントや待機場所での密を防ぐとともに、待ち時間の有効活用につなげられる。
同サービスでは受け付け後、番号券を発券。QRコードを読み込むことで現在の待ち時間や順番が確認できる。表示言語は、日本語の他、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語から選べる。
同サービスを担当する上原渉氏は、「Airウェイトは、カンタンな操作で受け付け業務を効率化できる。不満の解消は、顧客満足度の向上、人件費の削減(0.5~1人程度)にもつながる」と話す。また、サービスのポイントについて、「見た目がシンプルであるなど、分かりやすさを追求し、導入、利用のハードルを下げている。待ち時間を減らすものではないが、待ち時間に売店に行くなど、顧客の時間の有効活用につながる」と紹介する。
観光関連では、ホテル内のレストランや、温泉地、美術館など観光施設での導入が進む。観光・レジャー系の需要が高まり、8~10月の3カ月間は、1カ月当たりの平均問い合わせが前年同期比で2.6倍、中でも宿泊事業者は同約7倍となっている。
現在は、同社が提供する予約システム「Airリザーブ」と連携。よりシームレスな利用環境の提供を目指し、他サービスとの連携も検討されている。
費用は、月額1万円から。
順番待ち受け付け画面(スマートフォン)
Airウェイトの受け付け画面