リクルートライフスタイルは3月25日、ホテルグリーンコアの金子祐子社長=写真=を講師に迎えて、第13回「CSカレッジ」を東京都千代田区の同社本社ホールで開いた。同カレッジはCS(顧客満足)とES(従業員満足)に関する事例や理論を学ぶもの。13年7月に始めた。
金子社長は「マネジメントの未来〜マザーリングマネジメントとは」と題して講演した。ホテルグリーンコアは埼玉県幸手市という郊外にあるビジネスホテル。スタッフに自由な裁量権を与えることで、ESとCSを両立させている。
金子社長は同ホテルのホスピタリティの源泉である「マザーリング(母性によるマネジメント)」のポイントを披露した。マザーリングマネージメントを「自発的に仕事に取り組むご機嫌な社員を増やすマネジメント」と定義。その上で「従業員と『コミュニケーション』をとり、『任せる』ことが大事。『コミュ二ケーション』をとることで、やったことのないことをやってみようという気になるように背中を押すことができる。『任せる』ことで『たえまなく思考してもらうこと』ができる」などと話した。結果、スタッフが自発的に動くようになり、それがホスピタリティ、そしてCSにつながっていくとした。