リゾートトラストグループは14日、中期経営計画「Connect 50」ローリングプランを策定したと発表した。
詳細につきましては、本日同時刻に開示しております、中期経営計画「『Connect 50』ローリングプラン」をご参照下さい。( https://www.resorttrust.co.jp/ir/investors/plan/index.html )
当社グループは、中期経営計画「Connect 50」で掲げた5ヵ年基本戦略に基づき、各事業で築き上げた唯一無二のブランドを守りつつ、グループシナジーの追求等を図り、各事業を進めてまいりました。しかしながら、2019年度第4四半期に始まった新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響により、主に一般向けホテル事業において大きな影響を受け、今後の需要に関する見通しも不透明となっております。一方で、コロナ禍においても、リゾートやメディカルの会員権の販売および会員制リゾートホテル等の利用については堅調に推移し、改めて会員制ビジネスの強みを共有する機会となりました。
2020年度、業績数値としては当初の計画に対し遅れをとったものの、従来の課題でもあった、ITテクノロジーを活用したお客様との接点の充実、スマートチェックインなどの非接触型サービスの拡充、お客様やグループ社員の安心・安全を実現するために、事業の枠組みを越えて医療・健康関連事業のノウハウを活用することなど、様々な取り組みが進化を遂げました。今後は、より一層お客様との関係性を深めつつ、スピードを増した世の中の変化に新たなニーズを察知し、本物の価値をご提案していくことが求められていくものと考えております。
当社グループは、これらの環境認識のもと、改めて「会員制の基本」に立ち返り、お客様に一生涯お付き合いしていただける企業グループを目指すため、中期経営計画のローリングを行うことにしました。また、同時にグループ共通の「アイデンティティ」を明確化しました。これにより、当社グループの存在意義を、グループで働く全員が今一度考え直す機会とするとともに、『Connect50』のグループ戦略のより一体化した遂行と、「リゾートトラストグループならでは」の持続的な企業価値向上に取り組んでまいります。
2.「『Connect 50』ローリングプラン」の基本戦略および当初計画との差異について
基本戦略としては、前回公表計画から変更ありません。グループ一体となって更なる付加価値の創出や事業領域の開拓に取り組むとともに、ITテクノロジーを幅広く取り入れ、経営全般における質的変革と生産性向上により、長期安定的な成長基盤の実現を目指しております。
(1) グループブランドの強化・浸透
(2) 働き方改革による劇的な生産性の向上
(3) より安定的な事業ポートフォリオの実現
「『Connect 50』ローリングプラン」と当初計画数値との差異としては、新型コロナウイルス感染拡大影響を踏まえた会員制ホテルの新規開発スケジュールの後ろ倒し、一般ホテルを中心とした一般向け事業展開と収益想定の見直しのほか、2021年4月より適用される収益認識基準の変更による影響等が主な要因となります。今後、特に一般向け事業については厳しい事業環境が続くものと想定されますが、会員制ビジネスの基本に立ち返り、会員制の強みを活かしたグループ施策を展開すると同時に、継続的なコスト構造の見直し、各種経営基盤の強化等により、中長期でのサステナブルなグループ経営の実現に取り組んでまいります。
3.業績目標(連結)
(億円)
(参考)2018年4月公表5ヵ年定量計画(連結)
(億円)
(注) 本中期経営計画は、現時点で入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因の仮定を前提としています。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。詳細につきましては、本日同時刻に開示しております、中期経営計画「『Connect 50』ローリングプラン」をご参照下さい。
( https://www.resorttrust.co.jp/ir/investors/plan/index.html )
4.「リゾートトラストグループ アイデンティティ」の制定について
当社グループは、コロナ禍においてお客様に寄り添い、また支えていただく中で、グループの存在意義を改めて確認することができました。また、「会員制らしさ」に重点に置き、「余暇」や「健康」に拡がる需要に応えるなかで築いたお客様との信頼関係が、事業の価値創造の源泉であることを再認識しました。このような時だからこそ、改めてリゾートトラストグループ統一の自己像を認識した上で、これからもお客様に寄り添い、一生涯お付き合いしていただける企業グループを目指すため、また、グループ一丸となって『Connect 50』の遂行に向け次のステージへと進むために、以下の通り、グループ アイデンティティを宣言することにしました。
■リゾートトラストグループの事業領域について
リゾートトラストグループの事業領域は、人生(=時間)そのものであると認識しております。
「余暇」の分野では、会員制リゾートホテル事業のリーディングカンパニーとして、会員制ホテルから一般ラグジュアリーホテルに至るまで、国内、海外でのホテル経営を拡大しております。
「健康」の分野では、会員制総合メディカル倶楽部における検診関連サービスや一般向けの健診施設の運営支援をコアとする「メディカル事業」、アクティブシニア向けの住宅や、介護付きの高齢者住宅を運営する「シニアライフ事業」をはじめ、早期発見、早期治療を目指した、医療関連サービスの拡大を続けております。
■リゾートトラストグループの存在意義について
リゾートトラストグループの存在意義は、余暇と健康に関わる様々な社会的課題について、当社グループの余暇と健康のサービスを融合させて新たな価値を創出することで解決し、当社グループに関わる全ての人々の豊かさと幸福を追求することにあると考えております。(Happy-Happyの関係)
これからも、常にお客様と共に、次代の変化を捉えながら、商品・サービスを協創する企業グループとして、サステナブルな経営を続け、企業価値向上に努めてまいります。