コンサルタントのリョケンは12月14、15日、群馬県磯部温泉の「磯部ガーデン」で今年2回目、通算145回目の「旅館大学セミナー」を開く。年末恒例となった次年度の「旅館の経営指針」を発表するほか、会場となる磯部ガーデンのグループ全体の経営戦略を同社の櫻井丘子社長が講演する。旅館経営者、幹部社員などを対象に受講者を募集している。
初日は館内見学に続き、櫻井社長の講演と、同ホテルグループ役員らによるホテルの販売戦略を語るパネルディスカッションを行う。リョケンから、今年商品整備を行った「元気印の旅館」の事例も紹介する。
磯部ガーデンは客室120室、収容定員700人の大型ホテル。知名度で劣る温泉地が周囲の有名温泉地に対抗するため、豊富な施設と人材を生かした経営を実践。個人客への対応を進めながらも団体客にこだわった戦略を実践し、近年は東京から約1時間の地の利を生かし、「温泉会議力」をテーマに、企業の会議客獲得を積極的に推進している。
2日目は平成23年の「旅館の経営指針」をリョケン研究員が発表する。新しい年のキーワードと、旅館経営者が行うべき対応策を3時間半にわたり提言する。
受講料は2万6千円(宿泊料など別途、同社会員割引有)。申し込みは12月10日までにリョケン(TEL0557・83・2120)。