コンサルタントのリョケン(静岡県熱海市)は12月9、10日、旅館・ホテル関係者向けのセミナー「旅館大学セミナー」を兵庫県・日和山温泉の「ホテル金波楼」で開催する。参加費は1人3万円(別途宿泊費)で、会場となるホテル金波楼による施設講演や館内見学、リョケンによる「令和7年旅館の経営指針」の発表などを盛り込む。
日和山海岸の絶景を見渡せるホテル金波楼は、2020年11月にロビー・ラウンジを、21年4月にはパブリック施設を大幅にリニューアル。今年7月には、同館を運営する日和山観光が城崎温泉に展開する「赤石屋」も、14室の和モダン旅館へと全面リニューアルされている。
今回のセミナーでは、「ホテル金波楼の顧客拡大への挑戦『商品戦略と社内体制づくり』」をテーマに、視察・宿泊体験型で主に三つのプログラムを用意。2日間で同館による講演や施設見学、リョケンによる「令和7年旅館の経営指針」の発表などを行う。
1日目は、ホテル金波楼による講演や館内見学を実施。段階的に同館が進めてきた「個人客対応戦略」や、若手社員の意見をくみ上げ反映していく仕組みづくり、リニューアルした赤石屋について紹介。夕刻には希望制でリョケンが個別無料相談を受け付けるほか、懇親会も実施する。
2日目は、リョケンが「令和7年旅館の経営指針」を発表。「ベクトル転換~未来プロジェクトで軌道を変えよ!」と題した講演を実施し、人手不足や物価高騰に直面している日本経済に即した事業構造改革や計画的な取り組みについて、基調講演、研究員によるテーマ別講演という形で実施する。午後はホテル金波楼からバスで赤石屋に移動し、自由見学後、解散となる(ホテル金波楼への送迎有り)。
参加費は、1人3万円から。「旅研くらぶ」会員は2万7千円、2人以上で参加の場合は2人目から2万4千円で参加できる(いずれも税込み、別途宿泊料)。
各種講演の内容や宿泊料金など、セミナー詳細はリョケンの公式サイト(https://www.ryoken-jp.com/seminars/ryokan-univ)で公開されている。
ホテル金波楼(上)と赤石屋