地域活性化を支援するロケツーリズム協議会(事務局・地域活性プランニング)は7日、映画やドラマの撮影ロケ地を観光資源として活用し、国内外からの観光客誘致を目指す「第6回ロケツーリズム協議会」を東京都千代田区の都市センターホテルで開催した。全国の自治体や放送関係者など約180人が参加した。
協議会では冒頭、観光庁観光資源課の根来恭子観光資源活用推進室長が「ロケ地をきっかけに観光滞在を長くして、地元のすばらしさを伝えるとともに消費を伸ばしてほしい。8月下旬開催で地域の映画など撮影にまつわる観光地や食などをPRする『全国ふるさと甲子園』が盛況に終わり、ロケ地が新しい魅力として認知され、観光のきっかけとなった」と取り組みを評価。また、「観光庁でも支援するにあたり、どれだけ効果があったか示さなければならない。自治体でも地元の商店街など売り上げの目標値を決めてどれだけ伸びたかを測ってほしい」と述べた。
本会議では、報告・発表会とグループワーキングを実施。報告・発表会では、全国ふるさと甲子園の実施や、「全国ロケ地マップ」の完成、最新のロケツーリズムの集客効果の事例などを映像制作業界関係者らの意見を交えて発表した。グループワーキングでは、「ロケ受け入れ態勢に関して~撮影 三種の神器~」や「権利処理を実施した効果的なPR」「今後のロケツーリズム」について意見を交わした。