ロンドン・エリザベス線の運営事業を受注 東京メトロと住友商事


 東京メトロと住友商事は、イギリスのゴー・アヘッド・ホールディングスとともに、ロンドン交通局(TfL)からエリザベス線の運営事業を受注した。

 3社は事業会社GTSレール・オペレーションズを設立し、東京メトロと住友商事が17.5%ずつ出資する。契約期間は7年、オプションとして最長約2.5年の最長約9.5年となる。現在運営を担うMTRコーポレーション(UK)から事業を引き継ぎ、2025年5月から事業を開始する。

 東京メトロは海外鉄道路線の運営事業に初参画となり、住友商事も初のイギリスでの鉄道運営事業への参画となり、日本企業の質の高い交通・輸送インフラ事業の海外展開を推進する案件だとしている。

 入札の最終候補者には、アリーバ・UK・トレインズ、ファースト・グループとケオリスの合弁会社であるファースト・ケオリス・エリザベスライン、ゴー・アヘッド・ホールディングスと住友商事、東京メトロの合弁会社であるGTSレール・オペレーションズ、香港鉄路の現地法人であるMTRコーポレーション(UK)が残っていた。

 エリザベス線は2022年5月に開業し、ロンドン・ヒースロー空港やレディング、シェンフィールド、アビーウッドなど41駅を結ぶ、全長117キロの路線。ピーク時には1時間あたり最大24本を運行している。

【記事提供:トライシー

 
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