7~9月の長野県・信州デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて、「信州ワイントレイン」がJR塩尻―白馬駅間を運行している。同県産の良質なワインと料理を味わいながら、美しいアルプスの景色をゆっくり楽しんでもらおうとの企画。実施主体は「信州ワイントレイン実行委員会」(齊藤茂行会長=日本旅行協定旅館ホテル連盟長野支部連合会会長、扉温泉明神館)。
JR東日本の団体用列車「485系いろどり」を使い、塩尻―白馬間の往復を約4時間で運行。車内では信州プレミアム牛の料理や、料理に合う信州産のワインを提供。ソムリエが車内を回り、サービスをする。サロンでは信州の主要ワイナリーが自慢の商品を並べ、乗客にテイスティングを楽しませるほか、プロの奏者によるハープの一種「アルパ」の演奏を行っている。
アメリカ・ナパバレーのワイントレインを視察するなど実施に尽力した実行委員会の齊藤会長は「長野は日本を代表する良質なワインの生産県。気候や土壌がワイン用ぶどうの栽培に適し、県内で競うように素晴らしいワインが作られている。列車では車窓からのアルプスの眺めとともにワインを片手にスローなひと時を過ごしていただきたい」と話している。
7~9月の各1回の運行。次回は8月26日と9月24日に運行する。