クラブツーリズムはこのほど、春日大社で「貸切万燈篭と夜間特別参拝」のツアーを催行した。ツアーには約700人が参加。ちょうちんを持ちながら参道を歩いたり、舞楽の観賞などを行った。
春日大社御本社回廊内にある千基の釣燈篭は、毎年2月「節分万燈篭」と8月「中元万燈篭」以外には灯はともらない。10月26、27日の2日間、閉門後の御本社回廊内を貸し切り、万燈篭と夜間の特別参拝を実現した。
同社が春日大社で貸し切り企画を行うのは今回で3回目。ツアーの中では、二の鳥居から御本殿まで、火のついたちょうちんを持ち、神職の案内で参道を歩く「クラブツーリズム 奉祝提灯行列」や神職の講話、「奉納舞楽」の観覧、火がともった釣燈篭を見ながら神職の案内を聞く「御本殿夜間特別参拝」などを実施した。
同社ツアーの中でも人気を集めた企画は、「第71回正倉院展と春日大社夜間特別参拝と貸切万燈篭2日間」。出発日は10月26日、東京発着で、料金は大人1人5万9900円。初日は、京都御苑で時代祭の観賞や春日大社での夜間特別参拝を行い奈良で宿泊。2日目は、正倉院展が開催される奈良国立博物館や興福寺、法華寺などを訪れた。
貸し切り企画では万燈篭への特別点燈を実施