三井不動産グループは2月20日、札幌市中央区に「三井ガーデンホテル札幌ウエスト」をオープンした。JR札幌駅から徒歩4分。観光名所にも近く、国内外からの観光客を取り込む。地上13階建て、客室数169室(定員409人)。
コンセプトは、「旅したくなるホテル」。建物の基壇部に赤レンガを使用。ロビーラウンジやレストラン、客室は北海道の伝統文化や自然をモチーフにしたデザインにこだわり、各所にアート作品も配置した。
客室は6タイプ。子供連れの家族や小グループで利用できる3人用の客室が70室あり、観光客に人気の大浴場も設けた。
2階には札幌市の「夜パフェ」専門店GAKUが運営する「さんかく堂」が入店。道産食材を生かしたブッフェスタイルの朝食を用意する。道内市町村の名物料理を月替わりで提供する食のツアーイベントも行う。正午から午後8時までは一般客も利用できるカフェとし、皿盛りのクレープや飲み物類を提供する。
宿泊料金は2人用が1室1万4400円から3万8千円、3人用が2万1600円から5万6千円。朝食料金は1人2千円(いずれも税込み)。
杉浦智雄総支配人は「札幌は国内外から人気が高く、イベントも多い。北海道をもっと知り、楽しみたいという声に応えるホテルを目指していきたい」と話す。
三井不動産グループが設置するホテルは全国で32施設となり、北海道内では2010年に隣地に開業した「三井ガーデンホテル札幌」に続いて2施設目となる。