吸う温泉で活力回復
鳥取県三朝町の観光をPRする三朝町観光キャラバンが18日、東京都台東区の観光経済新聞社を訪れ、松浦弘幸町長らが来年上期のイベント情報を紹介した。来年4月には、吸う温泉で代謝促進と活力が復活できる新施設「ラドン熱気浴体験施設」がオープンすることを明らかにした。
ラドン熱気浴体験施設は、16年10月の地震から営業を休止していたが、新施設にリニューアル。男女別室、濃度別部屋の設置(仮)、乾式ラドン室(仮)などが特徴だ。このほか、20年上期では、4月中旬に三徳川沿いの桜のライトアップや、3年に1回開催される「三徳山御幸行列~三朝温泉大回り~」、4月下旬には三徳山正善院が改装開業、5月4日には国指定文化財の「花湯まつり 陣所大綱引き」などが行われる。
松浦町長は、「三徳山は『日本一危ない国宝鑑賞』として日本遺産に認定を受けてから3年がたった。現在は、ボランティアガイドを受け入れるなど、観光受け入れ環境の整備を推進している。今後は『健康』を一つのテーマとし、熱気浴体験施設を生かした新しい体験を提供していきたい」と述べた。
キャラバンに参加する旅館ちくまの女将、知久間麻理さんは「バイオリンの制作体験や生演奏が聴ける『三朝バイオリン美術館』や三徳山三佛寺での座禅体験など、ゆっくり楽しめる施設がたくさんある」と強調。また、県が宣言する「星取県」の星空を見ようと外国人や若い人が急増していると紹介した。
PRする松浦町長ら