岩手県の三陸海岸を走る三陸鉄道はこのほど、夏のイベント列車「お座敷列車北三陸号」=写真=の運行を始めた。この列車、NKHの連続テレビ小説「あまちゃん」にも登場しており、観光客の人気を集めそうだ。
お座敷列車は久慈駅—田野畑駅間を、9月23日までの週末や祝日、それに7月27日から8月11日の期間は平日も、1日1往復運転される。
車内は掘りごたつ式の座席で、海鮮弁当を楽しみながら団らんのひと時を過ごせる。海女の衣装を着た社員がガイド役として乗り込み案内するとともに、海鮮弁当の新メニュー「うに丼」(税込み1300円)も販売する。
運賃は乗車券が片道960円、指定席券は同300円。「1日フリー乗車券(1500円)がお得」と同社。全席指定(1車両48席)で、予約は乗車日の1カ月前から受け付ける。うに丼も事前予約が必要。
同社はまた、「帰りの列車までの待ち時間を利用して、景勝地・北山崎やサッパ船体験も楽しんで」とPRしている。