水明館(岐阜県下呂市、滝康洋社長)はこのほど、主に外国人観光客をターゲットにした新客室を同館山水閣にオープンした。
山水閣にあった五つの宴会場を改修し、2階から4階部分に和控え付きの広めの洋室18室を設けた。広さや設備などは、東京や大阪など都市部のシティホテルの中級以上のものとなっている。
ツインタイプは14室で、広さが約39平方メートルから約50平方メートル。トリプルタイプは約48平方メートルから約56平方メートル。デザインは、外国人観光客を意識した。全室禁煙でWi—Fiも整備した。
ベッドはシモンズ社製。和控えには半畳たたみを採用したほか、和の装飾や生花を飾る。冬場にはこたつの設置も検討している。室内の段差を減らし、バスルームは足を伸ばして入れる、ゆったりとした浴槽にした。
フロントから山水閣への移動がしやすいように、従来の階段にスロープを設置。外国人観光客の大きなスーツケースやキャリーバックの持ち運びを便利にした。
ツインルームは1泊2食付き1万7280円〜、トリプルルームも1泊2食付き1万7280円〜(2人利用の場合は1万9440円〜)。
水明館の滝社長は「増加する外国人観光客向けに18室増やした。ちょうど観光バス1台分の団体の定員にしている」と話している。
第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)
- 1位草津、2位道後、3位下呂