全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(星永重部長=福島県・藤龍館)はこのほど、フランス・パリで開催された世界の宿泊業界による「Global Reform BnBフォーラム」に参加。各国の同業者の現状を把握するとともに、日本の観光事情、コロナ禍の状況を報告した。次回の会議誘致のプレゼンテーションも行い、今年12月の京都での開催が決まった。
フォーラムは世界各国の宿泊事業者や宿泊業界団体が加盟する、対違法民泊に関する議論を行う会議団体。
今回は世界30カ国の約60人が参加した。各国における宿泊や観光に関わる情報を共有したほか、ポストコロナ期の流通対策、OTAに関する諸問題も議論した。
民泊に関しては、「世界的に見ると、住宅用物件の宿泊施設転用による物件価格の高騰、居住人口の減少による税収減や廃校問題など、有名観光地になればなるほど深刻な問題として行政もシリアスに対応を進めている」という。
全旅連青年部は10人が参加。大沼孝晶・流通事業担当副部長が日本における観光事情やコロナ禍の状況、青年部の活動内容を伝えた。
フォーラムは約半年に1回開催されているが、新型コロナの影響で今回は約2年ぶりのリアル開催となった。次回は今年12月に京都で開催。星部長が日本誘致のプレゼンテーションを行い、開催が決まった。
フォーラムの様子(壇上が星部長)