群馬県中之条町が運営する観光施設「中之条ガーデンズ」が4月17日、数年がかりの改修工事と準備期間を経てグランドオープンした。これに伴い、入園料の有料化に踏み切った。
ガーデンは約12ヘクタールの広大な敷地に、「ふる里の野山」など七つの庭とファームエリアから構成されている。
入園料は花の見ごろに応じて変える「変動料金制」を採用。人気の6月の春バラ、10月の秋バラの時期は千円(大人)に設定。冬季(12~3月)は300円とするが、300円の園内利用クーポン券を付けるので実質無料となる。
「旅行会社やバス会社に対しては、通常の団体料金からさらに割り引いた有利な価格で入園料を提供する」としている。
元は農協の薬草テーマパークだった。2013年に町に譲渡され、「花の駅 美野原」としてスタート。町は16年から4年かけて大規模改修し、1年の準備期間を経て、新たなスタートを切った。入園が無料だった20年度は約13万8千人が来園したという。
問い合わせはTEL0279(75)7111。