中国・吉林省文化と観光庁は7月19日、品川プリンスホテル(東京都港区)で同省の観光魅力をPRする文化観光セミナー「『色とりどりの四季・活気にあふれる吉林』文化観光プロモーション」を開催した。日本と中国の旅行業・観光業関係者らおよそ80人が参加。吉林省の豊かな自然や観光資源について紹介されたほか、終盤は両国の旅行会社などによる協力合意書への調印式なども執り行われた。
冒頭、主催者あいさつとして吉林省文化と観光庁・副庁長の金振林氏が登壇。「吉林省と日本はともに北東アジアに位置し、美しい大自然を有している。日本は観光産業が成熟しており、日本流のきめ細やかなおもてなしが好評だ。吉林省も近年観光業が急速に発展しており、冬はスキーリゾート、夏は避暑地として人気を博している。今回のイベントに参加した方々には吉林省の魅力を感じてもらい、今後の交流が一層強化されることを願っている」と話し、季節を問わず楽しめる観光地を豊富に有する同省の魅力を強調した。
日本旅行業協会(JATA)海外旅行推進部の稲田正彦部長は、日本の旅行業界を代表してあいさつ。「吉林省には美しい自然や温泉地があることに加え四季も明確であるなど、日本との共通点が多い。日本の各自治体では、友好関係を結ぶ都市も多いと聞く。今後も双方向のさらなる交流・活性化に向けて、当協会も取り組んでいきたい。吉林省の魅力を旅行会社に伝え、今後多くのお客さまを送客できるようしっかり共有していく」と語った。
来賓あいさつでは、東京中国文化センターの羅玉泉センター長、中国駐東京観光代表処の李想代表補佐が登壇。同省の観光魅力に加え、中国政府がインバウンド市場の拡大に向けてビザの緩和などに取り組んでいることに触れ、今後さらに両国の観光・文化における交流を深めていくことを強調した。
その後は同省が有する四季折々のさまざまな観光名所などがスライドで紹介されたほか、両国の旅行会社や企画関連会社などによる協力合意書の調印式も執り行われた。
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