「凧(たこ)の町」で知られる中国山東省濰坊(イボウ)市の無形文化遺産展覧会が4日、東京の中国文化センターで開かれた。凧や切り絵、漆器など同市で制作された作品を展示。作品を通して同市の文化を紹介するとともに、アフターコロナの日中交流促進を関係者にアピールした。
濰坊人民政府、中国駐東京観光代表処、中国文化センターが主催。開会式で濰坊市の劉運市長は「濰坊は世界の“凧の都”で、海のシルクロードの東の起点の一つ。日本とは日向市(宮崎県)、八街市(千葉県)と友好都市関係にある。日本の友人とはより広範な交流をし、共に発展することを願う」とビデオでメッセージを寄せた。中国駐東京観光代表処の王偉首席代表も両国のさらなる交流を願うあいさつを述べた。
濰坊市は中国を代表する凧の産地で、世界の凧を展示する凧博物館などの名所がある。
凧などの作品を展示