中国銀聯(本社・中国)はトラベレックス社(本社・英国)と提携し、2010年に上海万博を控えた上海市をはじめ中国全土で使用できる日本人渡航者向けプリペイド式カード「上海トラベルカード」=写真=の発行を10月末から始める。トラベレックスジャパンがカード発行会社となる。
銀聯は中国で最も普及しているカード。中国全土約135万店の加盟店と18万台のATM網で使える。
上海トラベルカードは、上海万博会場内の全店舗で使用できるほか、上海市内約1千店の加盟店で割引やプレゼントなどの優待特典を受けられるという。
同カードは、クレジットカードと違い、事前に旅行資金をカードに入金したうえで、現地の銀聯加盟店や銀聯ATMで利用する。「プリペイド(前払い)方式なので、事前審査がなく申し込みは簡単。利用者の銀行口座ともリンクしていないので安全性に優れている」(トラベレックスジャパン)。