日本政策金融公庫はこのほど、中小企業景況調査の4月分を公表した。同月の中小企業の売上DIは前月比10.5ポイント減のマイナス34.9と大きく落ち込んだ。今後3カ月の売上見通しDIも17.0ポイント減のマイナス44.4と、厳しい見通しだ。
売上DIは前月比で売り上げが増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値(季節調整値)。
最終需要分野別では、食生活関連、衣生活関連、建設関連など全てが大きく低下した。
調査は4月中旬、三大都市圏の同公庫取引先900社に実施。このうち568社から有効回答を得た。