花瓶などの切花を長持ちさせる「切花用活性化剤PAT(R)」を丸和バイオケミカルが売り出している。花王が製造。すでに全国の量販店などで販売しているが、このほど旅館・ホテルに向けて「客室やパブリックスペースの切花に最適」と売り込みをかける。
使い方は、切花の水に薬剤を投入してかくはんするだけと簡単。これですぐにしおれてしまう花も、生き生きとした状態を長く保つ。例えばバラ(ローテローゼ)は、水道水だけで3・5日のところ10・8日、カーネーション(ウエストプリティー)は7・5日のところ16日、キク(古城)は17日のところ30日、PAT(R)により長持ちすると同社の実験で証明されている。
切花にも地面に根付く花のように栄養分を補う。延命ではなく、花を花瓶の中で育てるというイメージだ。そのため鮮度を長く保つばかりか、花の咲き方も水だけの場合より美しくなるという。
客室や廊下、ロビー、宴会場など、室内で花を飾る旅館・ホテルは多いが、花や水の取り替えに意外と手間がかかる。PAT(R)を使えば、この取り替え頻度が減り、業務の効率化にもつながる。
使用量は水500ミリリットルにつきPAT(R)15ミリリットル(大さじ1杯分)が目安。商品は400ミリリットルのボトル(写真)をはじめ、10ミリリットル、1リットル、15リットルの各規格がある。
なお、丸和バイオケミカルは本紙読者の先着30人に400ミリリットル1本を贈るモニターキャンペーンを行う。申し込みはハガキに住所、旅館・ホテル名、電話番号、担当者名と「PAT(R)モニター希望」と明記の上、同社グリーン事業部ホーム&ガーデン課へ。
▽丸和バイオケミカルは東京都千代田区神田須田町2-5-2、(TEL)0120・007994。
切花活性化剤PAT(R)