鉄道旅客協会が1日発表した主要旅行業13社の今年4月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月比41.9%増の2400億9181万円だった。内訳は、国内旅行が45.1%増の1413億5897万円、海外旅行が同32.6%増の921億736万円、外国人旅行が同420.0%増の51億8847万円、その他が同10.6%増の14億3702万円だった。東日本大震災などにより旅行需要が激減した昨年との対比のため、前月に続き、3分野とも前年実績に比べ2ケタの増加。
総取扱額は全13社が前年実績を上回った。全社とも2ケタ以上の増加。読売旅行、クラブツーリズムは3ケタの増加となった。
分野別では、国内旅行が全13社、海外旅行が西鉄旅行を除く13社中12社、外国人旅行が取り扱い12社全社で前年実績を上回った。その他分野は同9.6%減。
クラブツーリズムを除く12社での2010年度比は、総取扱額が8.0%増だった。内訳は国内旅行が同3.1%減、海外旅行が同14.8%増、外国人旅行が同9.2%減、その他分野が前年並み。
総取扱額が10年度を上回ったのは、ジェイティビー、日本旅行、名鉄観光サービス、西鉄旅行、阪急交通社の5社。
なお新年度にあたり、新たにクラブツーリズムを加えた13社となっている。