鉄道旅客協会が6月29日発表した主要旅行業13社の5月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月比29.0%増の2770億5180万円だった。内訳は、国内旅行が同23.9%増の1647億8501万円、海外旅行が同34.2%増の1053億3456万円、外国人旅行が同191.4%増の53億760万円だった。
震災の影響があった昨年との比較のため、全13社とも総取扱額は前年実績を上回り、2ケタの増加だった。分野別では、国内旅行、海外旅行とも全社が2ケタを超えたが、外国人旅行は、取り扱い12社中10社が前年実績を上回った。
総取扱額の2010年度比は、4.6%の増加だった。13社中、総取扱額が前々年同月より増加したのは、ジェイティービー、日本旅行、東武トラベル、名鉄観光サービス、農協観光、阪急交通社、クラブツーリズムの7社だった。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比34.2%増の5171億4361万円だった。
2010年度の4月からの総取扱額の累計と比較すると、今年は4.0%増加。13社中、累計額が前々年度より増加したのはジェイティービー、日本旅行、名鉄観光サービス、阪急交通社、クラブツーリズムの5社。