観光庁が7月14日に発表した主要旅行業者43社・グループの2023年5月の旅行取扱状況(速報)で、総取扱額は2019年同月比32.2%減の2857億2748万円となり、2ヶ月連続で減少した。国内旅行は18.1%減の2009億7520万円で4月の約8割に。海外旅行は57.3%減の658億9153万円で4月よりも増加、訪日旅行は12.7%減の188億6075万円で微減した。19年比についてはいずれも4月より減少幅が縮小した。なお、観光庁では2023年1月分から前年比を公開していない。
総取扱額で19年の実績を上回った会社はWILLER、富士急トラベル、菱和ダイヤモンド航空サービスの3社で、いずれも総取扱額が20億円以下の会社だった。このうち最も伸び率が高かったのは訪日旅行が急増した富士急トラベルで59.0%増の6億4232万円。取扱額が2019年の5割未満だった会社は7社だった。
国内旅行で19年を上回ったのは7社だった。このうち取扱額が最も大きかったのは阪急交通社2社計で16.8%増の159億8701万円、伸び率が最も高かったのは富士急トラベルで62.7%増の6億3396万円だった。取扱額が2019年の5割未満だった会社は7社だった。
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